あすは きっと ~ K.ITO

長い助走を経てのピークであるがゆえに、冬そのものに感じる風情は薄れ、ただただ重たい寒さが身に沁みる2月。

依然として防寒衣料の必要性は変わらないものの、一方で来たるあたたかな季節に気持ちが傾く時期です。

そんななか、K.ITOの定番カーディガンが出揃いました。



(ちなみに、これらのモデルに使用されている超長綿度詰天竺素材は、社会情勢の変化もあって今回が最終入荷となるそうです…)

しばしばカットソー専業ブランドと勘違いされてしまうほどカットソーに強いK.ITO、スウェットも年々ファンを増やす看板素材のひとつ。
そんなスウェットを使用した羽織ものも、一緒に届いています。


スタジアムジャケットをベースにしながらも、やや着丈が長いこともあってどこかコーチジャケットも彷彿させるデザインです。

上等な綿を使用して編みたてた肉厚な素材は、スウェットと思えぬほど艶やかな光沢。

裏毛パイルも綺麗に整っています。

通常綿でここまで厚い生地にすると硬くなりがちですが、先述の素材の特徴にくわえ、バイオ加工が施されることで、見た目に反しとろみのある柔らかな質感となりました。

ソフトな生地にほんの少しハードな(でも上品な)パーツ使い。このバランスが実にK.ITOらしいところです。

袖のリブは長めに設定されていますので、

折り返して厚みをもたせ、フィット感を高めるのもよいでしょう。

羽織ものではありますが、ぎりぎり室内で着ても違和感のない雰囲気にまとめられており、またいまのような寒い時期はコートなどの中にも挿めたりと、使い勝手に優れた一着です。

店頭ではすでに巣立ち始めていますので、気になる方はどうぞお早めに。

オンラインストアはこちらです→
超長綿度詰め天竺カーディガン ブラック/ ネイビー
超長綿度詰め天竺シャツ襟スナップカーディガン ブラック/ カーキ
ヘビーウェイト裏毛セミロングスタジアムジャケット ブラック


10月開催の<靴とYシャツと私 Pt.4>でシャツをご注文いただいた皆様へ

お待たせ致しました!

昨年10月開催のdelightful tool & holo shirts.合同受注イベント<靴とYシャツと私Pt.4>でオーダーいただきましたシャツやジャケット、ワンピースが到着しました。

どれもとても素敵な仕上がりです。

もう店頭にていつでもお渡しできますので、どうぞご都合の良いときにお越しください。

お待ちしております!


8周年を迎えました

本日、ユーフォニカは開店8周年を迎えました。

気がつけば店を開いて半分近くの時間をコロナとともに歩んでおり、まったく時の過ぎるスピードには驚かされます。

何にしても、辛うじてながらこうして無事節目をお知らせできるのは、皆様のお陰あってのことに他なりません。

あらためまして、お客様、お取引様、家族一同、有難うございました。

少し背中が見えてきた10周年に向けて、9年目も引き続きどうぞ宜しくお願い致します。


営業日時臨時変更のおしらせ

いよいよ2023秋冬シーズンの展示会が本格的に始まるため、当面は一部営業日時を臨時変更させていただきます。

1/24(火) 16:00-20:00(13:00開店に変更となりました)
1/25(水) 定休日
1/26(木) 12:00-20:00
1/27(金) 臨時店休日
1/28(土) 12:00-20:00
1/29(日) 12:00-20:00
1/30(月) 12:00-20:00
1/31(火) 12:00-20:00
2/1(水) 定休日
2/2(木) 臨時店休日

ここからまた変更になる可能性もございますので、どうぞご容赦ください。

どうぞ宜しくお願い致します。


リード・ビトウィーン・ザ・ラインズ ~ .URUKUST/ Canvas Tote Bag

3年以上にわたるコロナ禍がもたらした数多の変化のひとつとして、少なくとも当店で顕著だったのが、鞄をお探しになる方が激減したことでした。

電子決済の普及などもあって小さいバッグは世間を見てもそれなりの需要は感じられたものの、そこそこ以上の容量のものは「沈黙」と表現したくなるほど。

そんな状況が続いたからこそ今、鞄、就中ざっくりとしたトートバッグが新鮮な魅力をもって目に映ります。

財布など革小物でお馴染みの.URUKUSTですが、実はバッグも得意なブランドです。

このキャンバストートは、.URUKUSTならではの革のハンドルに無漂白のポーランド産リネンキャンバス地を組み合わせ、タフネスと軽快さを両立しています。

ちょっとした買い出しや旅行、男性の日常使いに適したLサイズ(容量24リットル)のボディ+46cmのハンドルと、

女性や小柄の男性の日常使いにお薦めのMサイズ(容量16リットル)のボディ+43cmハンドル、2種類の大きさをご用意しました。

頑強な一枚革を用いたハンドルは、革の繊維の強度を活かした独特の構造で、実際に手を動かし構造からデザインするこのブランドの姿勢が見て取れます。

タンニンで鞣されたイタリア産の牛革は、敢えて色留めコーティング等を施さず、自然な素材の表情を活かしました。

そのため傷がつきやすく色移りなどのリスクも少々あるものの、使い込んでいくほど手に馴染み、うっとりするような美しい艶を湛えます。

リネン生地は、油彩やアクリル等で絵を嗜む方にはお馴染みの、いわゆるキャンバス(カンバス)に張られているものを採用しています。

市販の張りキャンバスにはすでに白く地塗りが施されているため、ピンとは来ないかも知れませんが、裏から見るとこのような素の亜麻色が出ているはずです。

生地にプリントされた独特の縞模様は、単なる柄ではなく、職人へ革のハンドルを留める位置を指定したもので、

(裏面にも指示書き)

その他裏に書かれている文字も、よくあるようなブランドからのメッセージやスローガンなどではなく、品質表示など実務的な内容のみとなっています。

甘さを抑えながらひと味スパイスを加える、この匙加減がまた.URUKUSTらしいですね。

季節を問わず使いやすいデザインですので、バッグをお探しの方はもちろん、たとえばまだ春服を買う踏ん切りのつかない方にも、無理なくフレッシュな気持ちになれるアイテムとしてお薦めです。

なお、ロシアによるウクライナ侵攻はポーランドからの輸入にも影響し、残念ながらこのリネンキャンバス地は今後継続できないとのこと。
つきまして、まだ少々メーカーに残る生地がなくなり次第廃番となりますので、その点ご留意ください。

オンラインストアはこちらです→
L-size ダークブラウン/ グレー
M-size ダークブラウン/ グリーン


古いのれんの モダンなあじ ~ EEL Products/ サクラコート

来週はこの冬最強の寒波が到来するそうで、店頭もまだまだ冬物を片付けるわけにはいきません(緊急で暖かい衣料をお探しの方は、どうぞいまのうちに!)。

が、それでも次の季節に向けて、着々と春物が届いています。

毎年ひと足早く春の訪れを思い出させてくれるEEL Productsのサクラコートも、ご多分に漏れずやってきました。


この春の限定色マスタード、新鮮な印象の一方で、いままでなかったのが不思議なくらいしっくりと目に馴染みますね。

スプリングコートは着る時期に悩むというお声をいただくこともありますが、高密度に織られた馬布と綾織の裏地の組み合わせにより、軽快さに比してしっかりとした防風性を備えていますので、本格的な春の到来の前から活躍してくれます。

襟を立ててチンストラップを留めれば、早春の冷たい風も乗り越えられそうです。

一度製品洗いがかけられており、表裏の生地の縮率の違いによって美しい歪みと膨らみが生まれています。

ちらりと覗く裏地の白が実に清潔で、袖口を折り返すとさらに軽やかな印象となります。

毎度のことながら、実に完成度の高いデザインだと唸るばかりです。
10年以上愛され続けるだけのことはあります。

オンラインストアはこちらです


倫敦の霧の向こうに 消えて行くような そんな夜がある ~ Ithe/ No.23-58-2-F-TP & No.60-LFG

1月も中旬になれば、少しずつ春物の新作も届き始めます。

とはいえ、いまは厳冬期真っただ中。
ロシアでは、場所によってはマイナス60度なんて強烈極まる寒波が到来したようですし、日本も寒さのピークはまだこれからといったところでしょう。

ですので、ひとまず春らしいものは頃合いが来るまで寝かせておきまして(ご覧になりたい方は店頭にてお申し付けください)、当面はまだリアリティのあるところをご提案していくつもりです。

たとえばItheから到着したこの2点は、冬の体感と春へのうっすらとした期待、どちらも自然にカバーしてくれます。

まずはパンツから。


ブランドの定番として多くの方に愛されているNo.23-F-TP、通称”フィラパン”のテーパード版である23-58-F-TPのバリエーションです。

1980年代におそらく量販店あるいはスポーツ用品店で売られていたであろう、FILAのトラックパンツをサンプリングしています。

サイドのFロゴ羅列のテープを本体と共生地にすることでスポーティーさを抑え、さながらタキシードパンツの側章のようにも見えます。

生地はウールフラノ。

オーストラリア産メリノ種のウィナーズ(乳離れしたばかりの時期に採られた羊毛)を用いた上質な糸で織られました。
ラムならでのの艶と柔らかさ、そして成羊ならではの強い弾力性と両者の特徴を備え、これを丁寧に縮絨させることで複雑に糸が絡み合い、凛とした剛性が生まれています。

秋から冬はもちろん、春先ごろまで自然に馴染む風合いと保温性で、一年のうち1/3以上は活躍してくれます。

これと同じ生地を使ったブルゾンも登場。


LONDON FOG社製ハリントンジャケットをサンプリングし再構築したブルゾンです。

LONDON FOGはその名に反して英国ブランドではなく、1923年にアメリカで創業しました。
第二次大戦時には米海軍のために防水コートを生産していたりと、レインコートに長けたメーカーです。
一時期はアメリカ国内で売れていたレインコートの2/3が同社製のものだったとか。

1960年代にはコート以外にも商品の幅を拡げており、同社が1970年代に生産していた上着が、今回のItheのブルゾンのサンプリング元となっています。

ゆとりのあるラグランスリーブや

絞った袖口、

裾の背面に仕込まれた、フィット感を高めるゴムなど、

デザインには敢えてほぼ手を加えず、サンプリング元を忠実にトレースしています(なお、フロントファスナーもまたサンプリング元を引用し、YKK製のものが採用されています)。
ゆったりしたサイズバランスもそのままです。

襟はいわゆるドッグイヤー型で、スタンドカラーとしても、寝かせて使うことも可能となっています。

背中の肩のあたりと袖の裏にはキュプラの裏地が当てられ、着心地や着脱のなめらかさが高められました。

秋や春先に使いやすいのは言うまでもなく、いまの時期でもしっかりした厚手のニットと重ねたり、あるいはコートのインナーとして活用するのも面白そうです。

先述の通りパンツ、ブルゾンともに同素材ですから、セットアップで着てみるのもよいでしょう。

9月を最後に新作のご紹介が停まっていたItheですが、なんの「日常の制服」はバッチリ健在ですよ。

オンラインストアはこちらです→ No.23-58-2-F-TP/ No.60-LFG


枯葉いろのマントを開けて 私ひとりかくしてほしい ~ Jens/ MANT COAT

改めて、新年明けましておめでとうございます。

今年は1/2から営業再開しておりますが、とくに初売りだからどうこうということもなく、穏やかでのんびりしたスタートでした。
本日から営業時間も平常通り(12:00-20:00)に戻りますので、いよいよ完全に平時に戻った感じです。

さて、冬は日々厳しさを増し、週末は霙が降るとか降らないとか。
世間ではブランドによっては春の提案が始まっているとはいえ、まだ厳冬期はまるまる2ヶ月くらい続きますので、ニットやコートを探すのにもう遅すぎるという時期ではありません。

というわけで、まだまだ冬物のご紹介は続きます。



Jensから届いた女性用コートは、往時の英国紳士を彷彿させるクラシカルなスタイルをベースにし、印象としては比較的落ち着いているようで、見れば見るほど発見のあるデザインです。

まず肩のケープ部分は袖と一体化しており、裏地に覆い被さるような構造となっています。

大ぶりのスクエアな襟は、スタンドカラーとして用いれば、がらりと表情が変わります。

腰のベルトはただ巻かれているのではなく、コート本体を貫くように通されました。

サイドのスリットがコートとしてはかなり深く、大胆なほど切られています。

着てみると、この切れ込みの官能性がよりはっきりと出てきますよ。

上等なタスマニアウールを用いた生地の質感もあり、優美な色気、ひりつくような緊張感、軽妙なユーモア…ともすれば矛盾しかねないさまざまな要素が複雑に交錯する、まさしく大人の女性のための一着です。

オンラインストアはこちらです→ チェック/ キャメル


母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? ~ HOED HOMME/ 6 PANEL CAP

早逝した曽祖父母は麻布で帽子店を営んでいたそうで、その息子である祖父もまた生前帽子を愛用していたのを、いまでも憶えています。

ところが、その曾孫・孫の立場にしてもいざ自店に置くとなると、なかなか保管場所をとるものゆえ(狭小店舗ですので…)、どうしても後回しにせざるを得ません。
そんなわけで入荷のご案内は年に一度あるかないかくらい。

しかし、その原因であるスペースをなんとか確保したくなるくらいの新星が現れたなら、話は別でしょう。

そしてそれがいまここに。

当店初登場となるHOED(エイチオーイーディー)は、今年の春に活動をスタートしたばかりの帽子専業ブランドです。
ブランド名の綴りは、オランダ語でそのものずばり”帽子”を意味します。

職人でもあるデナイナー自身の手によって一点ずつ作られるその帽子は、どれも何の変哲もないようでいて、素材選びや形状のバランスに寡黙な信念が感じられます。

デザインコンセプトによってブランドを3つに分けて展開し、当店でこのたび取り扱うのは男性向けの”high standard”ラインである”HOMME”レーベル。
とはいってもブランドネームのラベルすらつけない(そしてデザイナー氏ご自身の素性を公開しない)ほど奥ゆかしいブランドですので、その違いは帽子そのものをご覧になるしか判別できませんが。

オランダ語+フランス語で組み合わされる銘が暗に示す通り、どこか特定の国やそれに基づく明確なファッションスタイルではなく、無国籍で中庸な雰囲気を纏った作風です。

さて、肝心の帽子について話をせねばなりませんね。
何せブランドが立ち上がったばかりで、手作業ゆえ量産もできないため、まずは一型、ベースボールキャップ”6 PANEL CAP”のみの登場となりました。




クラウンの部分が浅く、ブリムが長い形状です。
この絶妙なバランス感もあって、「野球帽」とは呼べないほどスポーティーさを削ぎ落した雰囲気に仕上がっています。
なお、ブリムには曲げられる芯材が入っているため、お好みのカーブを入れることが可能です。

オーガニックコットンを用いて織り上げた柔らかな生地は仄かに起毛し、素材感としては通年というよりは秋~春先まで使いやすいと思われます。

ベースボールキャップにしては比較的珍しく、キュプラの裏地が設けられています。
キュプラは肌触りがなめらかなだけでなく、吸排湿性にも優れているため、たしかに理に適ったチョイスと言えます。
柄合わせも綺麗ですね。

フリーサイズですが、後面のアジャスタで若干の調整は可能です(目安として、頭囲58~60cmくらい)。

このベルト部分には牛革が採用されており、使い込むほどに手に馴染み、風合いも増していきます。

飾り気のない帽子ですから、なかなか画像や文章であれこれと説明してもきっと伝わりにくいはず。
是非とも一度実際に被っていただき、その魅力を直にお確かめください。

オンラインストアはこちらです→ ブラック/ オリーブ/ キャメル


年末年始の営業スケジュールのおしらせ

早いもので今年も終わりが見えてきました。

何かとご予定のある方も多いでしょうから、そろそろ年末年始の営業スケジュールについて告知致します。

2022年末~2023年始の営業・休業は、下記の通りです。

12/27 通常営業(12:00-20:00)
12/28 定休日
12/29 12:00-18:00
12/30 12:00-18:00
12/31 臨時休業
1/1  臨時休業
1/2  14:00-18:00
1/3  14:00-18:00
1/4  定休日
1/5  通常営業(12:00-20:00)
以後、平常通り

なお、通販のご注文は店休日も変わらず承っておりますが、12/30~1/4のあいだは発送業務をお休み致しますので、12/28以降のご注文の出荷は最短で1/5となります。
何卒ご了承ください。

それでは引き続きどうぞ宜しくお願い致します。