ごはんができたよ ~ TOAST

相変わらず梅雨らしい天気が続いています。

そこにくわえて進路の読めない台風がふたつも接近してきているということで、いまは夏服探しも小休止、なんて方も少なくないようです。

それでもこの暗晦な時間こそが夏の前章曲。
太陽の季節はもうすぐそこに来ています。

それに、つい陰気に鳴りがちなこんな天気ならばなおのこと、明るい夏服で気持ちを朗らかにしていきたいものですね。

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この春夏に当店では初登場となったロンドンのブランドTOAST。

その第一便からさっそくご好評を賜り、続く入荷分も弊ブログで紹介する前に何点も巣立ってしまいました。

今季は“A Shared Table”をコレクションテーマとし、「良い食事」という営みの芸術と、人を落ち着かせ、つながりを生み出す日々の習慣や伝統に目を向けています。

食材そのものの魅力、食卓のしつらえ、そして共に過ごす人々 – ユーモアと機知に溢れ、ゆとりある空気が流れる、そんな場面を彷彿させるような、素敵な服ばかりです。

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前回はワンピースとスカートだけでしたが、実はシャツも得意としています。

薄手のオックスフォードで仕立てられたプルオーバーシャツCatrin Cotton Oxford Easy Shirtは、


スタンドカラーに大ぶりのボタンがカジュアルでくだけた雰囲気を出しつつ、

ギャザーを寄せたラグランスリーブ、

広めに開くカフスなどのディテールの積み重ねによって、リラックス感と動きやすさ、優美な印象も加わっています。

さらにリラックス度を高めたのがGarment Dyed Lightweight Linen Pyjama Shirt。




その名の通り、軽快なリネンを用いて仕立てたのち、製品洗いを施した、パジャマのような心地よさを備えたシャツです。

大ぶりのパッチポケット、

短い着丈のボキシーなシルエットの組み合わせは

肩肘張らず、日常生活に溶け込みつつ、それでいて爽やかな清潔感を併せ持っています。

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前回に引き続き、ワンピースも秀逸です。

薄手の生地に波打った手描きのブロックチェックがプリントされたBlock Print Warp Check Sleeveless Dressは、


整いすぎないゆらぎが服全体に軽やかさを付与しましています。

胸元と腰にギャザーを寄せた、シンプルながらフェミニンなデザインです。

ここでぐっと「食卓」度を上げていきましょう、Fig Print Cotton Poplin Dress。


無花果の実の絵がプリントされたコットンポプリンで仕立てられています。

水彩絵の具のみじみもそのまま残した、温もりあるタッチです。

Aラインの形状を活かすもよし、付属の共生地リボンを腰に巻いてシルエットに変化をつけてもよし、と、気分に応じて印象を変えることができます。

さらに「食卓」度を、というより食卓そのものを表現したTable Setting Print Cotton Dress。


クリーンで上品な色彩により、ポップで陽気な絵柄でありながら、幼稚さを微塵も感じさせません。

もちろん特徴は生地のみに非ず、胸元から袖にかけての上品なデザインは食卓柄と華麗なコントラストを生み、

前後のドローコードで絞り具合を調節できるウェストは、着る人のスタイルや好みに合わせて全体の印象に変化をもたらします。

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英国のブランドでありながら、どれもそこまで極端にサイズ感は大きくはなく、たとえばM表記ならM~L程度と、日本のブランドより少し大きめくらいかな、程度の感覚でお選びいただけます。

単体で見た印象以上に、身に纏ったときにこそ美しさを発揮する服揃いです。
是非その身で実感してみてください。

オンラインストアはこちらです→
Catrin Cotton Oxford Easy Shirt ホワイト
Garment Dyed Lightweight Linen Pyjama Shirt ミントティー/ ダークシッスル/ ミッドナイト
Block Print Warp Check Sleeveless Dress オリーブ
Fig Print Cotton Poplin Dress チョーク
Table Setting Print Cotton Dress エクリュ

太陽はひとりぼっち ~ TOKIARI/ ECLIPS

今年の梅雨は少しばかり面食らうほどに梅雨らしく、なかなかお日様が顔を出してくれません。

蒸し暑くないのは助かりますが、こうも晴れ間が少ないと、それはそれで陽の光が恋しくなりますね。

いつもそこに当たり前にあると思っていても、否、そう思えるような存在だからこそ、その当たり前が当たり前でなくなってようやく有難みを意識できるのかも知れません。

そんなある種の愚かさを、美しく体現した服があります。


TOKIARIのECLIPSは、文字通り日蝕(eclipse)をモティーフにしたパンツです。

太陽が月と重なり、闇に覆われるからこそ、仄かに漏れる光の美しさが際立つというもの。

脚に沿って流れる金色の線が、そんな一筋の光を聯想させます。

本体には、80番手のフランス綾織に特殊なシボ加工を施したミラクルウェーブという生地を採用。

綿100%にして、90g/㎡という驚くべき軽さを誇り、さらに若干の伸縮性も備えています。

特徴的な凹凸は肌との接点を減らして空気を流し、べたつかずさらさらした清涼な着心地を実現してくれます。

なお、膝までキュプラの裏地を当てることで、ミラクルウェーブの快適性を損なうことなくなめらかな肌触りを付与しました。

ふっくらした円みのあるシルエットが服と肉体の間に涼やかで開放的な空間を確保しながら、腰回りのゴムとドローコード、そして裾のゴムギャザーが身体に寄り添います。

素材の奥行きのある質感、立体的な全体のボリュームは、ミニマルになりやすい夏の装いに、過剰な要素を加えることなく洒脱な変化をもたらしてくれるはずです。

まずは一度お試しを。

オンラインストアはこちらです

ブランニュー・デイ ~ blanc/ wool tropical series

2015年6月に出逢ってから、まるまる11年。

はじめましてのご挨拶→サンプルとして見せていただいたパンツに感動→その場で即買い取り→その数時間後にお客様(しかも初来店の方)がご試着、即お買い上げ
という異様な速度の展開は、いまでも鮮烈に覚えています。

流行の変遷の大きいパンツというカテゴリーのなかで、その日からずっと当店でナンバーワンの人気を誇るモンスター、それがblancのwest-point(wide)です。

その後もblancはいくつもの名作を発表し、どれもがお客様より高い支持を集めてはいますが、さすがに11年エースを張っているwest-pointは歴史の重みが違います。
当店が存在する限り、不動の永世定番として在り続けることでしょう。

しかしこのwest-point、ここ数年の夏の蒸し暑さにはどうしても勝てませんでした。

もともと春夏物として提案され(6月から取り扱いを始めたというのもそういうことです)、通年の定番として展開時期が広がったのですが、この特徴的な生地の密度が近年の真夏の気候と甚だ相性が悪く、いまでは秋~春に最適なパンツとして展開時期を限定しています。

これはもったいないことです。

もちろんblancも手をこまねいているわけではなく、昨年末に軽快なコットンギャバジン版を発表、こちらもたいへんご好評いただきました。

そうなってくると、さらに薄いものも欲しくなってきます。

そこで、別注という形で、真夏にも快適な薄手のウールトロピカルを用いて作っていただくことにしました。


せっかくの別注ですから、west-point型だけでなく、同じく人気のdress work trousersと


今年発表の新型box trousersも。


何とも形容し難い灰色がかった茶系の色は、レザーサンダルの使用を想定し、黒い革でも茶色い革でも合うよう選定しています。
また、モノトーンにもネイビーにも明るいパステルカラーにも強めの色にも調和しますので、夏の装いの万能選手として大いに活躍するはずです。

生地のクオリティもひじょうに高く、肌触りがたいへん滑らかで、風通しに優れ、さらに汗をかいてもべたつきません。
なお、表示上は洗濯NGですが、店主が私物で実験したところ、LIVRERの中性洗剤を使って優しく洗えば問題ありませんでした。

3型とも高知のblancアトリエでデザイナーたちの手で製作、

細部にわたって丁寧なつくりです。

ちなみに、dress workとboxは、もともとサイドシームの裏側は脇割り縫い+パイピングの仕様でしたが、今回は生地が薄いためwest-pointと同様に袋縫いに変更されています。

いずれにしても、ロールアップしたときにロックステッチが露出しないよう気の配られた、blancらしいディテールと言えます。

dress workはメンズ(フリーサイズ)のみですが、west-pointとboxは男女サイズともにご用意しました。

手前味噌ながら、blancの魅力を最大限に活かした、素晴らしい夏パンツができたと自負しております。

先述の通りアトリエ生産につき、在庫は薄めです。
気になる方は、是非お早めに。

オンラインストアはこちらです→
west-point(wide) type/ dress work trousers/ box trousers

シーズン・イン・ザ・サン ~ Ithe/ No.06-GS-F & 23-58-F-TP

年月を経ても色褪せぬ名作の多いIthe。

毎シーズン、毎年と定期的に展開される定番品だけでなく、数年に一度のリリースですが途切れることなく支持される、いわば半定番品のようなモデルも無視できないところです。

そんな半定番品であるグランパシャツ、今季プロパーでの提案はありませんでしたが、別注という形で再び仲町台に並ぶこととなりました。


Itheの歴史の中で最初のヒット作と云われる傑作プルオーバーシャツで、80年代にフランスで作られた古着のグランパシャツをトレースしてリデザインされています。

店主も2021年のホワイトコレクションのときのものを5年にわたり愛用しておりまして、これは生地を変えれば真夏の暑い時期に最高の一着となるのでは、と思い、今回の別注に至りました。

そこで、この尾州産のリネンコットンの生地を採用。

薄手なだけでなく、洗い加工による不規則的な凹凸が肌への接着面を軽減し、べたつきを防ぎます。

真夏の酷暑、気温が40度近くにまで上がってくると、陽射しが肌を焼きつけてきて、あまりに開放的な服装だと却って暑さにやられかねません。

しかしこの長袖、

たっぷりとしたサイズバランスに長い着丈が、

猛威を振るう灼熱の太陽光線から体を守ってくれます。

気温のやや落ち着いている梅雨時だけでなく、夏の盛り、そして秋の気配を感じるころまで、ずっと通して活躍すること間違いない一枚です。

このシャツとあわせ、もう一型、真夏を想定して別注を行いました。


ItheといえばTシャツかこのパンツか、とのお声もいただくほど大定番のトラックパンツ、通称「フィラパン」。

1980年代に量販店やスポーツ用品店で販売されていた化繊のトラックパンツ(いわゆるシャカシャカパンツ)をサンプリングしながらも、全体を無地の同一素材で統一することでスポーティーさを削ぎ落とし、クリーンな都市生活の服に生まれ変わらせた、ファンの多い名品です。

今回は、風通しのよいリネンの生地で作成していただきました。

リネン特有の素朴な風合いは抑え、すっきりした雰囲気のまま近年の異様な蒸し暑さにも快適に対応できる、そんな生地を選んでいます。

この2点の組み合わせで夏の装いはもうほぼ完成したようなものですが(ついでに、インナーには同じくItheに別注して作製したタンクトップなんて如何でしょう?)、それぞれ汎用性に優れた服ですので、お手持ちの服ともお好きなように合わせてみてください。

オンラインストアはこちらです→
No.06-GS-F オフホワイト
No.23-58-F-TP ネイビーリネン

仲町台に帰ってきました ~ 出張ユーフォニカ長岡篇レポート

出張ユーフォニカとしては10回目、合同出張ポップアップイベントとしては初の開催地となる長岡での挑戦を終え、知らぬ間に梅雨入りしていた横浜に戻っております。

新潟は6月が過ごしやすい、という新潟出身者複数名からのアドバイスを受けていた通り、たしかに心地好い気候でした。

そして気候だけでなくたいへん居心地の良い街で、その温かな記憶をいま噛み締めているところです。

今回、初の新潟ということもあり、実は本題のイベント以外にも予定を組んでいました。

とうわけで、上越新幹線でいったん長岡駅まで進んだあと、JR信越線に乗り換えます。

雪国だからだと思うのですが、電車のドアが全自動ではありません。

地元の方と思しき皆様は、ご自身で開けたり閉めたりと、ごく自然にこなしています。
開いたまま乗り込み、扉を閉めることなくボンヤリ顔で座席に腰掛けた自分は明らかに素人丸出しで、大いに恥じ入りました。

車窓越しに、青々とした田園風景が広がります。

まさしく米どころ新潟ですね。

遠くに見える山にはまだわずかに白が残っていて、6月にしてなお冬の残り香を漂わせます。

そうして列車に揺られること30分ほど、最初の目的地に到着しました。

ずっとずっと来てみたかった、加茂です。

駅前の、往時の栄華を偲ばせる商店街を進むと、そこにはG.F.G.S.のオフィス兼工房があります。

春の風物詩として、現在に至るまで当店で10回も開催してきたORDER BORDERのボーダーシャツは、ここで生産されています。

多くのお客様にはおなじみ、代表の小柳さんのご厚意で、中をじっくりと見学させていただけました。

セックス・ピストルズの曲の波長をボーダーで表現した仕切り。
これぞまさにG.F.G.S.です。

編み機にもロックの魂が注入されています。

見学中も当然のことながら生産は進められていて、目の前でオフホワイト×ピンクの生地がつくられていました。

小柳さん、そしてスタッフの皆さん、貴重な経験を有難うございました!

その後、小柳さんと加茂の明神様・青海神社へ。

創建は726年、現存する本殿も南北朝時代に建てられていて、ずっしりとした歴史を感じさせます。

かの上杉謙信公の母君もこの青海神社に月参りし、安産したと伝えられているそうです。

おみくじを引くと、幸先良く大吉が。

「商法 ひそかにすれば吉」がいまひとつイベント向きの内容ではありませんけども、まあそれはそれとして。
よく見てみると「養蚕」の項目があるのが興味深いですね。
かつていかにこの地で養蚕が盛んだったかが見えてきます。

その後、小柳さんと美味しいラーメンに美味しい地酒を愉しみ、

そうだこれからが本番だったのだ、と、再び初夏の田圃を眺めながら長岡に戻ります。

長岡発祥の世界的スポーツブランド、YONEX。

ちょうどこの会期は同社主催のゴルフ大会と重なっていたため、とにかく宿を確保するのに難儀しました。

新幹線の改札を出ると、すぐ目の前に佇むはぽんしゅ館。

“新潟人も知らない新潟を売る新潟の専門店”をテーマにしたお店で、新潟の誇る美麗な日本酒をどんどん試せるという、あまりにもキケンな場所です。

こんな場所にいま入ってしまったら、一日の予定がすべてオジャンになります。
涙を堪えてその場を立ち去ることにしました。

長岡駅前。

この駅の立地は少し珍しい歴史背景を持っていて、戊辰戦争最大級の激戦として知られる北越戦争で焼けてしまった長岡城本丸の跡に建てられています。

長岡といえば、やはり花火でしょう。

戊辰の戦禍から復興を遂げた長岡の街でしたが、1945年8月1日、125機のB-29による空襲で再びその大部分が焼かれてしまいました。

現在長岡まつりとして全国にその名を轟かす花火大会は、もともと戦災復興祭としてはじまり、ゆえに前夜祭が行われる8月1日の22時30分、すなわち空襲のあった時間にあわせて白菊の花火を打ち上げます。

余談ですが、奇しくも真珠湾攻撃を指揮し太平洋戦争の火蓋を切った山本五十六は長岡出身の人物です。
このキーワード「長岡」ひとつからも、簡単に加害・被害の話で割りきれない戦争というものについて多角的に考えさせられますね。

さて、豪雪地長岡には、温暖な横浜や東京の街には見られない面白い特色があります。

駅から街の中心街や役所などに続くスカイデッキ、

雪の重さに負けない、がっしりとした雁木。

あちこちの路面が異様に茶色いのに驚きましたが、

冬、雪を溶かすため消雪パイプを通して流し続ける地下水に含まれる鉄分が原因だそうです。

長岡駅から街散策を兼ねて歩くことしばし、柿川沿いを辿れば

今回の会場であるKAKIGAWA LIVING PARK(KLP)に到着します。

atelier FAMの石井さんとALTT MADEの桑原さんとはここで合流。
桑原さんとはこれがハジメマシテの対面でした。

KLPは写真で見た印象よりさらに美しい施設で、さすが地元で実績ある建築会社・池田組が手掛けているだけあると唸らされます。

のちに知ったのですが、池田組の専務は、かつて仲町台で長年アトリエを構えていた建築家・横河健さんに大学で学んだ経験をお持ちだそうで、そんなところにもご縁を感じた次第です。

常設のテナントさんの迷惑にならぬよう、ある程度のところまで設営を行い、残りは翌朝仕上げることに。

外せない用事のあった桑原さんは夕方にいったん離脱、ひとまず石井さんと決起会を開催しました。

ともに事前のグルメ情報を持ち合わせておらず、とりあえず駅前のカジュアルなお店へ。

明るい店内照明、ツルッとした内装や器、タブレットでの注文システム、正直「こだわり」的なムードはありません。
そして何より、お酒も食事も驚くほど低価格です。

しかし、さらに驚かされたのがその価格から遥かに逸脱したクオリティでした。
男ふたり、瞠目を繰り返すばかり。

このレベルの食事を南関東で再現しようとしたら、1.5倍~2倍の予算が必要ではないでしょうか。

而して、浮かれ気分で長岡最初の夜は更けていきました。

頭を走る鈍痛、内臓のさざめきとともに迎えた朝。

前日別の場所で用のあったATOZの吉岡さんとはここで合流、さっそく全員でセッティングを行います。

会場として、1階の共有スペースだけでなく、入口のピロティも使用できたため、2チームに分かれてエリアを分担することにました。

初日は建物内に当店と

ALTT MADE、

ピロティにはATOZと

atelier FAMがそれぞれの世界を築きます。

開始早々、興味を持ってくださった近隣の方が次々に訪れてくださり、和気藹々とした空気のなかスタートすることができました。

たまたまの方も、わざわざの方もいらっしゃって、愉しく過ごしているうちに気がつけば初日は終了。

長岡が地元のお取引先さんのお薦めのお店で、全員揃っての初めての食事会です。

お通しから衝撃。

新潟の食の豊かさを、一同思い知ります。

その後、昨夜ふたりで堪能したコースを全員で再現することに。
自然と結束は強く固まり、そして皆、この段階で長岡のことが大好きになっていました。

ちなみに店主とATOZの吉岡さんは偶然同じドミトリーに宿泊。
しかもこれまた偶然なことに隣同士のスペースです。

それはいいとして、あちこちから轟音の鼾の合唱、そして朝5時、眠りが深すぎてまったく起きてくれないだれかの目覚ましが10分、いや20分近くにわたって鳴り続け、その後もほかのだれかのアラームが次々と響き、疲労困憊の朝を迎えました。

ひとまず美味しいクラムチャウダーで気合を入れ、

爽やかな朝の街を散策しながら会場へと向かいます。

くどいようですが、ほんとうに道の茶色い街です。

2日目は、1階とピロティのチームが交代。

ATOZと

atelier FAMが建物内の守りを固め、

当店と

ALTT MADEがピロティでご来店の皆様をお出迎えします。

そもそも長岡でまったく知られていない我々です。
正直なところずっと大盛況というわけにはいきませんでしたが、2日通してご来場のお客様方からは予想を遥かに上回る好意的な反応をいただき、なかには両日いらっしゃってくださった方もチラホラと。

とても、とても有難く思います。
一同、さらに長岡のことが好きになってしまいました。

ゆえに、閉幕の寂しさはひとしおです。

またいつか、ここでリトライしたいと思います。

KLPの方々、ご来場いただきました長岡および近郊の皆様、そして共に過ごした参加メンバーの皆さん、素敵な時間を有難うございました!

ストックルームパック販売のおしらせ

作り手とお客様へのリスペクトから、当店ではそのシーズンの商品を夏と冬のセールにかけるということはせず、気まぐれにアーカイブ品のみをお値下げしてご提供してきました。

この夏は、そうしたアーカイブセールは行わない予定です。
もちろん入ったばかりの今期の商品をお値下げして販売するということも致しません。

その代わりと言ってはなんですが、春夏物のアーカイブ品を詰め合わせた、福袋的なバリュープライスセットを店頭にてご提供することにしました。
「福袋」というとどうもお正月っぽいので、ちょっとだけ斜に構えてストックルームパックと称します。

女性用はフリーサイズ、男性用はサイズを4段階に分けて販売致します。

価格は1セットにつき33,000円(税込)です。
だいたい定価換算にして3倍ほどの中身とお考えください。
仕入原価はこの際忘れることにしました。

あまりこうしたサービス企画をダラダラ続けるのも野暮ですので、販売期間は
6/13(土)~21(日)
に限定します。

パックだけをお買い求めいただくのももちろん大歓迎ですが、今月はまだご紹介できていないものなど、新作、別注品の入荷が相次いでおりますので、夏の気軽なプラスワン的な感覚であわせてご覧いただければなお幸いです。

6/14追記・オンラインストアでもご購入いただけるようになりました。こちらからどうぞ!

繋いでどんな星を見つける ~ Worker’s Nobility/ UNISEX SHIRT

5月にして早くも夏の様相。

季節が一気に夏に繋がってしまったかのように錯覚します。

であるならば、こんなリネンシャツも、少し先の話でなく「いま」の服として浮かび上がりますね。



スペインのナバラ州グエサラスの小さな村ムズキに拠点を置くWorker’s Nobiltyから届いた、青い空の似合うシャツです。

風合い豊かなリネンの生地を用いて、デザイナーのZurineさん自身の手で仕立てられています。

一見したところではごくシンプルでオーソドックスなデザインと思いきや、実はなかなか変わった構造。

前身頃と後身頃を接合せず、一枚の大きな生地を筒状にして胴を形成しています。

背面のヨークもなく、生地そのものをまるごとシャツにしたようなつくりです。

服作りでなく建築を学んだデザイナーらしい、独特の発想ですね。

この建築的でソリッドなデザインに、温かみのあるリネンの生地と素木のボタンが合わさり、一種の「冷たさ」を中和しています。

生地だけでなく老若男女の境も一続きに繋がったシャツで、着る人のセンスや趣味嗜好にあわせて軽やかに対応してくれます。

カテゴリー、トレンド、そういった垣根を超えて、ただただ服としてお愉しみください。

オンラインストアはこちらです→ タバコ/ ネイチャー

夕陽よ故郷を緩やかに照らせ 花びらよ彼方の友達に届け ~ ASEEDONCLOUD/ Market shirt coat

GREENROOM森、道、市場など、各地で賑やかなお祭りが開催される時期になってきました。

花や種、貝殻など、旅を通して得た新しい季節を風船車に乗せて運ぶ「花風商」たちも、フェスティバルに出店するようです。

この服を身に纏って。


インドで織られた豊かな風合いのコード刺繍生地、その名もFestival clothで仕立てられています。

出店者としての作業着であり、フェスティバルというハレの場のためのお洒落着でもあり、というわけでエプロンとシャツとコートを足したようなデザインで、ワンピースとしても活用できます。

少し変わった意匠の比翼仕立てで、前立てをすべて締めるとエプロンをしているかの如く見えるよう設計されています。

そのたっぷりとしたボリュームゆえ、腰の共生地のベルトを使って引き締めることで、全体のシルエットにメリハリが生まれます。

腰の両サイドにはハンドポケット。
作業着ですから、こういったポイントは抜かりありません。

見て愉しく、着て愉しく、語って愉しく。
ASEEDONCLOUDの魅力がぎゅっと詰まった一着です。

オンラインストアはこちらです

君に届け ~ comm. arch./ French Linen Lawn Trousers & Belgium Linen High-Density Wide Pants

もともとニットブランドとしてスタートし、そしてそのニットが絶大な人気を誇るがゆえに、comm.arch.が布帛ものを手掛けていることにまだお気づきでないお客様もチラホラといらっしゃるご様子。

しかし、気がついている人は気がついています。
このブランドの総合力の高さに。

とくにパンツはシルエットの美しさと着心地のよさに魅了される方が多く、なかんづく春夏はご紹介を前に巣立ってしまうことも珍しくありません。

というわけで、今年はいつもより強気に仕入れました。

蒸し夏に臨み、涼しいリネンのパンツ2型をご覧ください。

まずはcomm.arch.らしい、中庸な太さのゆるやかなテーパードタイプ。


フレンチリネンの中でも比較的しっかりとした繊維を選出して太番手に紡績、その糸を旧織機で織り上げたリネンローンを使用しています。

薄手でありながら程よい剛性を備えた生地で、芯からほぐしながら染色、洗いを繰り返すことで、上品でありながら力の抜けた洒脱な雰囲気が生まれました。

すっきりした形状は、ごく自然に、崩れがちな夏の装いをそっと優しく引き締めてくれます。

お次は、comm.arch.では珍しいセミワイドシルエット。



先述の中庸なタイプをベースに、裾幅を5cm拡張しました。
それだけで、だいぶ印象も着用感も変わるものです。

ベルギー・コルトレイクシティ産リネンの糸を高密度に織り、こちらも芯からほぐしながら染色、洗いを繰り返して、角を取っています。

このニュアンスのある生地の風合いを活かすべく、パンツのディテールは必要最低限まで削ぎ落とされました。

ベルトループすらありませんが、腰の内側にテープが通され、さらに背面にエラスティック素材が仕込まれていますので、何の問題もありません。

幅広の裾から風が抜け、軽快至極な穿き心地を愉しめる一本です。

comm.arch.の服全般に言えることながら、どちらもぱっと見の強烈なインパクトがあるわけではないため、人によってはちょっと地味だなと思われるかも知れません。
しかし、一度着てみれば、身体がその本質を一瞬で理解するはずですし、控えめにして美麗なシルエットにも驚かれることでしょう。

オンラインストアはこちらです→
French Linen Lawn Trousers ブラックアウト
Belgium Linen High-Density Wide Pants ブルーホール/ ブラックアウト