プライベートでも出張イベントでも全国のいろいろな土地を巡ってきましたが、大阪に感じる異国情緒は、特別なものがあります。
それはいわゆるエスニック的、欧州風といった表面的な「外国らしさ」ではなく、沖縄や鹿児島のように気候や風土がもたらす差異でもなく、文化そのものの根本的な異質性です。

もちろん、ネガティブな意味ではありません。
その躊躇のないエネルギーが、大いに刺激を与えてくれます。

というわけで、大阪から戻ってまいりました。
大阪、お昼ご飯にフラリと入ったうどん屋さんのメニューを見ても、どんなものか想像もできない品名(たとえば「はいから」「かちん」など)がいくつもあり、こうした戸惑いも愉しいものです。
日和って注文した天麩羅うどんも、海苔の天麩羅が載っていたりと、また面白い。

そして、たいそう美味しい。
「食い倒れの街」の名は伊達ではありませんね。
ほんとうに、どこに行っても吃驚するほど美味しいものをいただけます。
おっと、大阪来訪のメインの目的は観光やグルメではなく、出張ユーフォニカです。
今回も会場はLEGAREさんですが、

前回と異なり1階のギャラリーi GALLERYが開いています。

さまざまな素材や釉薬を活かしたたくさんのだるまさんたちが整然と並び、壮観です。

本展は2/16まで開催中ですので、大阪および近郊の方は是非観に行ってみてください。
前回は初の出張ユーフォニカだったこともあり、いろいろと段取りも手探りでしたが、さすがにもう8回目です。
会場のスケール感も把握していますので、無駄なく設営を済ませることができました。

LEGAREさんはスーツのオーダーサロンだけあって服の陳列がしやすく、そしてその重厚な内装によって、同じ服でも仲町台の店と見え方が変わります。

LEGAREのお二人と、何もかもが美味しいおばんざいで明日への活力をチャージ、胃袋はすっかり大阪に染められています。

翌朝、例によって早起きしてしまったので、大阪での成功を祈念すべく、当地では有名と噂に聞くサムハラ神社へ。
ご利益の実例集と思しきものがズラリと並んでいますが、かすれていてよく読めません。

とにかくパワフルな神社だということは伝わります。
その恩恵に預かろうと、念を込めてお参り致しました。
難波、道頓堀と、あちこち街を散策しているうちに、そろそろお昼時です。
店主、どこかへ出かけるにあたり、とくに食事についてはあまりリサーチせず、一期一会を大切にするスタンスなのですが、今回ははじめましてでもありませんので、珍しくグルメガイドなんてものを事前に買っていました。

なお、この本は昭和37年(1962年)発行につき、少々情報が旧いのが難点だったりします。
しかし逆に、いまも現存しているということは60年以上この食の街で愛され続けているわけです。
生粋の大阪人であり大のカレー好きであるLEGARE社長の水野さんをして、「大阪で一番か二番」と言わしめるほどのお店でもあるとのことで、これは行かないわけにはいかないでしょう。

ムムム、たしかにこれはスバラシイ。
スプーンを口に入れたときにまず感じる強い甘さ、その直後にガツンと攻めてくるスパイスの刺激、そして最後に抜ける旨味、清涼な後味。
Twitterで知り合った方や前回もお越しいただいた方など、うれしい再会を愉しみながら、あっという間に時間は過ぎていきます。
その夜はATOZデザイナー吉岡氏と、駒川の素敵なセレクトショップRÜCKWÄRTSオーナーの嶋岡さんとの3人で、美食の夜を。

Z世代の若人を置いてけぼりにおじさん二人で『コンプRPG』や『エルリック・サーガ』などのオールドスクールな話をしたりしていると、いつしか7時間が経過していました。
総理大臣の暴走による中国との関係悪化で観光客が減ったのもあってか、意外と静かなミナミの夜です。

これぞ大阪、なコッテリした客引きも2年前に較べて少なくなったような気がしました。

翌朝、宿のチェックアウトを早々に済ませ、40年ぶりの大阪城観光に。
まさに気分は冬の陣、と思いかけましたが、別に大阪には攻め入りに来たわけではないので、そんな不適切な表現は止しておきましょう。
あくまで場所をお借りする立場です、太閤秀吉にあやかるべく、敷地内の豊國神社で2日目の成功を祈願しました。

衆議院選の投票日でもある2/8。
結果はまあ、皆さんご存知の通りですね。

学生時代からの旧友やはじめましてのお客様など、天候の悪い中足を運んでもらえたのはとてもうれしいことです。
そんなこんなで瞬く間に時は流れ、2度目の大阪開催も無事閉幕。

あとはもう新幹線に乗るだけ、新横浜から仲町台までは3駅ですし、自宅も仲町台駅から徒歩圏内ですから、すでに気分は半ば自宅です。
最後に大阪の街を満喫すべく、心斎橋から梅田まで御堂筋をテクテクと歩いていくことにしました。

Hold me tight.
ところで、この日は大阪に限らず全国的に雪でした。
今回のイベントでは雪のため県外からお越しいただけなかった方がいらっしゃったようですし、仲町台も積もったと聞きます。
それが、新幹線の運行にこれほど影響するとは、と、ひどく思い知ることになりました。
ほぼ目と鼻の先のような距離のはずの新大阪から京都まで45分ほどかかり、到着予定時刻を過ぎてもまだ名古屋あたりです。

終電にはだいぶ余裕をもって指定席を予約したのですが、最終的に75分の遅れとなりまして、新横浜駅に到着するころにはもうタイムオーバーでした。
そうか、じゃあタクシーかな、と思っていたらこれがまた甘い。
100人、あるいはそれ以上の大行列が、まったく気配を見せないタクシーを待っています。
え、ちょっと、まさか、これ。
新横浜から歩いて帰らないといけないってことですか。
先ほど、「新横浜から仲町台までは3駅ですし、自宅も仲町台駅から徒歩圏内ですから、すでに気分は半ば自宅です」と書きました。
が、新横浜から徒歩で帰宅となると話は別です。
「なぜこんな深夜に日産スタジアムにいるんだ…」と、状況に混乱しながらも、とにかく進むしかありません。

這々の体で家に辿り着いたのは午前2時。
なんとか無事に生還し、こうしてキーボードを叩いております。
そんなおまけの蛇足エピソードはともかく、大阪での3日間はとても素晴らしく有意義なものとなりました。
あらためましてLEGAREのお二方、ご来場の皆さま、大阪で出会ったすべての方々、素敵な時間を有難うございました!
































































