ここではないどこかのお話。
人里離れた雪深い場所に大きな一軒家がぽつんと佇んでいます。
とある夫婦がそこで営んでいるのは、ちょっと珍しい学校です。
夫婦は孤児を見つけては招き入れ、そこで彼らを愛情を込めて育てながら、基礎的な勉強のみならず、ソリの乗り方、トナカイの飼育、おもちゃの作り方や煙突の登り方などの「専門的な」教育も施しています。
そんなちょっと風変わりな学び舎で暮らし、カリキュラムを修得した生徒たちは、卒業後、一年で一番闇の長い夜に世界中の子どもたちに夢を与えるべく、冬の夜空を舞う仕事に就くのです。
その生徒たちがさまざまな場面で着ているコートが、このSeiyakou inverness coat。
礼服として、祭服として、そして仕事で使う実用服としても活用できる、マルチな一着です。
デザインのベースとなっているのは、いわゆるインヴァネスコート。

スコットランドのインヴァネス発祥と云われ、その特徴であるケープは、雨天などの過酷な気象でもバグパイプを守り、演奏するためのものだとか。

この機能性が、バグパイプ演奏時に限らず、冷たい雨や雪も想定される冬の夜空の移動にも活きるというわけです。
構造的には袖のないコートに袖つきのケープが重なったつくりになっており、

アームホールや身頃にゆとりを設けていますので、中に何枚も重ねて着込むことができます。
更に寒さが厳しいときは、前立てをすべて閉め、襟を立ててチンストラップを留めてください。

本体側の大きなパッチポケットはプレゼント収納用として設けられています。

なにせこの仕事、世界中の子どもたちが相手ですから、こうした収納スペースはいくらあってもいいでしょう。
ところで、プレゼントを配るときは、深夜に煙突から忍び込むことも多いため、あまりに繊細な生地だと作業着として役に立ちません。
そこでこのコートに用いられているのは、学生服用のウールポリエステル生地。
養成学校ならではのアイディアです。

この生地に特殊な墨コーティングを施し、洗いをかけています。
こうして一度墨を染み込ませているので、みな煙突のような環境でも灰汚れを気にしなくて済むわけですね。
さて、気がつけばもう今週末で11月が終わります。
聖なる夜も、そんな先の話ではなくなりました。
オンラインストアはこちらです




































































