4/4(金)は、下記の通り営業時間を変更します。
12:00-20:00 → 12:00-16:30
ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
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12:00-20:00 → 12:00-16:30
ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
ときに音楽(花唄)を奏でたりしながら、植物とともに生きる一家のことを思い出してみましょうか。
その少し不思議な営みはここで代々続いていて、現在はおばあさん、お父さん、お母さん、そして娘と息子の5人が暮らしています。
現代の家長はお父さんが務めていますが、先代はおばあさんだったそうで、このジャケットもまた継承に伴って受け継がれたようです。
この一家の伝統を象徴するジャケットがいつから継承されてきたのかは、もうだれにも判りません。
そして、そもそもこのジャケットがフォーマルウェアだったのかそうでないのかも。
現在の家長は、伝統と自らの責務を示すものとして綺麗に扱っていて、演奏のときに着たりしているようですが、生活の中で植物の手入れを欠かさぬ一家です、過去には着たまま土いじりをしていたこともあったらしく、いつしかこのような風合いになっていました。
(リサイクルナイロンの生地を酸性染料で何度も染め、このムラを再現しています)
ガーデニングエプロンよろしく、作業に用いるさまざまな道具を収めるポケットが、左脇にいくつも設けられています。
「家長」「伝統」とコンサバティブな文言を語るわりには、ずいぶんとくだけたジャケットです。
ますます、フォーマルウェア説が薄まってきます。
何にしてもとても軽く着心地がよいため、温暖な季節の羽織ものとして大いに活躍します。
先代(おばあちゃん)もたまに勝手に着ることがあるみたいですから、建前はともかく厳密に家長限定の服というわけではなさそうです。
というわけで、皆様もどうぞお気軽に。
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ぼんやり過ごしているうちに、2025年も1/4が終わろうとしています。
オソロシイことです。
しかし時は無情にも過ぎていき、こちらの自覚があろうとなかろうと明日からは4月。
何を思い残すことがあるのか、まだ冬にしがみつくような寒の戻りも、今週後半にはその手を放すようですし、服屋は粛々と春の新作を紹介するのみです。
白地に紺一色で描かれた大柄の花柄が目を惹く、HAVRSACKのバンドカラーシャツ。
通常のボタンではなくチャイナボタンを採用し、東アジアの春に見事な調和を見せます。
ご覧の通り目に涼しいシャツではありますが、高密度に織られたコットンタイプライターですので、防寒性はともかくそれなりの防風性は備えています。
それでいて肩回りやアームホール、身幅にはゆとりを持たせていますので、肌には密着しづらく、春のみならず温度と湿度の上がる初夏にも心地好くお召しいただけるはずです。
単体でシャツとして用いるのみならず、ちょっとした羽織もののようにも活用できそうですね。
こうした柄は、やはり温暖な季節にこそひときわ魅力的に映るもの。
一年中着られる服も当然便利ですが、やはり春の服には春の服の佳さがあります。
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先週大粒の雪や雹が降ったとは思えぬほど、ここ数日は初夏を思わせるぽかぽかの陽気が続いています。
天気予報によれば明日から俄かに冷え込むということですが、今週の暖かさが異様だっただけで、ああまた冬に逆戻りだと心配せずとも春はもうしっかりと届いていますし、そもそも3月下旬から4月頭の桜の季節は、本来そこまで気温が高くはありません。
特段防寒性に優れているわけでもなくとびきり涼しいわけでもないスプリングコートの存在意義は、そこです。
このquitanのコートは、1950~60年代にフランス陸軍で採用されていたレインコート、その古着を基にリデザインされています。
わざわざ「その古着」と補足したのには理由がありまして、ヒントは胸や
元来このコートは、肩に取り外しできない大きな雨除けのパーツが被さっていまして、これらのボタンはそのパーツを服に固定するためのものでした。
ところが、「その古着」にはその雨除けがついておらず、どうも元々のオーナーがわざわざ切り取って外したようです。
結果、たしかに雨除けの機能は失ったかも知れませんが、このコートの隠されていた美しい姿が顕わになりました。
その姿をサンプリングしながらも、立体的なパターンで組み立て直し、軍服ではなく現代社会の都市生活のための服として生まれ変わらせたのが、このコートというわけです。
素材は、軽い質感のコットン。いわゆる馬布でしょうかね。
高密度に織られており、またそこそこの厚みがあるため、一枚仕立てでも風は防いでくれます。
製品染めが施されているため、生地のみならずボタンに至るまで陰影を帯びた幽玄な雰囲気を帯びています。
襟はチンストラップを用いることでスタンドカラーとしても活用可能です。
前立てをしっかりと閉じた状態でも、中に着ている上着やパンツのポケットに手が届きます。
写真で見ると少々重厚な印象を受けるかも知れませんが、先述の生地の特性と立体的なパターンワークにより、着てみると驚くほど軽いコートです。
春はもちろんのこと、秋口にも使いやすいかと思われます。
ちょうど気温も落ち着くと云われているこのタイミングです、是非一度お試しください。
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春は眠くなる。
猫は鼠を取る事を忘れ、人間は借金のある事を忘れる。
時には自分の魂の居所さへ忘れて正体なくなる。
只菜の花を遠く望んだときに眼が醒める。
雲雀の声を聞いたときに魂のありかゞ判然する。
雲雀の鳴くのは口で鳴くのではない。
魂全体が鳴くのだ。
魂の活動が声にあらはれたものゝのうちで、あれ程元気のあるものはない。
あゝ愉快だ。夏目漱石『草枕』
寒さで強張っていた身体がほっとしてほぐれる所為か、この時期はどうも眠くなってしまいます。
当然その都度夢の世界に潜ってしまうわけにはいきませんが、日々お仕事や学業に励む勤勉な紳士淑女の皆様も、ときには、明日への活力のためと自らに言い聞かせながらこっそり寝てしまってもいいのではないでしょうか。
とはいえ、それに備えて職場や学び舎に予め枕を持ち込むわけにはいきますまい。
しかし枕は欲しい。
ええ、ええ、そうですよね。
では、このコーチジャケットを着ていくのがよろしいかと。
これで万事解決です。
はい、もちろん寝ぼけながらブログを書いているわけではありません。
当方は正気です。
ここでブラウザを閉じず、もうしばし順を追って説明させてください。
一見するとふつうのコーチジャケットのようですが、まず素材使いから違います。
表地には、肌触りがやさしく、また皴になりにくいポリエステルの織生地を、
裏地には通気性と弾力性に富んだポリエステルのラッセルメッシュを使用。
裾には粗野な雰囲気のジュート素材のドローコードが通されています。
どれもあまりコーチジャケットには用いられないもので、なかなか面白いチョイスですね。
と、ここまではコーチジャケットとしての魅力をお伝えしてきました。
本題はここからです。
この裏面、素材以外にも着目してみると、肩甲骨あたりにファスナーが設けられています。
どんどんぐいぐいと収めていきます。
そう、エアピローのような枕の完成です!
スナップを合わせれば首に固定できて、椅子に座りながらスヤァ…と寝てしまえます。
これがbeta postの、Pack-to-Pillowシステムです。
これで枕持ち込み問題はクリアしましたね。
…ん?「椅子に座ったまま居眠りするのもいいけど、いっそ机に突っ伏して寝たい」?
なるほど、ではこのシャツは如何でしょうか。
スヴィンコットンならではのしっとりとした触感、その心地好さは、それだけで我々を眠りに誘います。
なぜか胸には取り外し可能なエアポンプを装備。
これに関しては後ほど解説します。
身幅がゆったりとしたプルオーバータイプにつき、おなかの部分に広い面積がとられています。
ここが重要です。
両脇はスナップでスリットを拡げることができ、またここにはポケットが隠されています。
このスナップを外した状態のまま、さらに追って見ていきましょう。
すでにお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、裾も何か所かスナップボタンで留められています。
このスナップボタンを外すと、なんとおなかのなかからエアピローが出現。
先のエアポンプでこのエアピローに空気をシュコシュコと入れることで、このおなかの部分が枕として使えるように。
サイドのスリットを拡げた状態であれば、机の上にこのおなか部分を載せて、ぐっすりと眠ることができるわけです。
もちろん、エアピローをおなかから出して単独で使うことも可能です。
服の歴史も浅くありませんが、過去、ここまでサボりや居眠りに対して真摯に向き合ったジャケットやシャツがあったでしょうか。
少なくとも店主は存じ上げません。
服の持つ可能性には、まだまだ見果てぬ先がありそうですね。
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pillow packable coach jacket ネイビー
napping shirt ブルーストライプ
まず、本日3/26は、水曜日ですが通常営業を行っております。
ふだん予定が合わずなかなかお越しになれない方も、単にきょうご都合があう方も、是非ご来店くださいませ。
さて、先週末あたりから俄かに暖かくなり、花粉だ黄砂だと、春らしさが怒涛の勢いを見せています。
今週末はまた気温も落ち着くそうですが、もう冬物の外套や分厚いセーターはひとまず出番を終えたと言ってよいでしょう。
いよいよ、本格的に春服が活躍する時候です。
春は出会いと別れの季節で、ケだけでなくハレの機会もそれなりに増えてきます。
厳かな式典などフォーマルな場は別として、ちょっとした華やかさが相応しいシーンでは、あまり普段着然とするのも具合が悪いもの。
そんなときは、堅苦しくなくとも違いを見せてくれるジャケットが役に立ちます。
何となく威圧感を感じてしまう方も少なくないダブルブレストのジャケットも、K.ITOの手にかかれば話が変わります。
高密度に織り上げたリネンの薄手の生地を表裏に用いた無双仕立てで、軽やかさと豊かな肉感の両立を実現。
バブル期のダブルの威圧感の要因としてまず挙げられるのが、分厚いパッドが入った大きな肩では。
そこを、パッドを排し、ゆるやかななで肩とすることで、穏やかながら洒脱な雰囲気に組み替えました。
着丈は、K.ITOらしくやや長めに設定されています。
1980年代調ながら、絶妙なバランスにまとめられているため、古臭さや野暮ったさは微塵も感じさせません。
例によって前振り袖が嫌いなデザイナーの美意識が、袖のダーツに表現されています。
前振りにすることなく、立体感と運動性を成立させました。
この目立たずとも細やかな仕事っぷりこそが、多くの玄人を唸らせるK.ITOの妙技です。
着用時のシルエットの美しさ、素晴らしい着心地については、もうわざわざ言及するまでもありません。
決して安価なジャケットではありませんが、一度袖を通していただければ「ムム…!ナルホド!」とご納得いただけるはずですよ。
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3/26(水)は本来定休日ですが、今月は臨時店休日や店外イベント開催があり、営業日がいつもより少なかったため、店を開けます。
営業時間は平常通りの12:00-20:00です。
くわえて、昨年夏と今年の年始に行ったアーカイブセールの春版も、本日3/25より開催することにしました。
季節的に過去のセールでお出しすることのなかった(夏物と冬物をお出ししていたので…)春向けのアーカイブ商品を、店頭限定にて特別価格でご提供致します。
詳細はここでは公開できませんが、いままでほぼセールにかかることのなかったあのブランドやあのモデルも対象だったりします。
開催期間は下記の通りです。
3/25(火)~30(土)
今回はだいぶ開催期間を短くしています。
新作や定番品も続々と入荷しているタイミングですし、あまりセール期間を長く設けるのも店としては健全ではありませんので、そこはどうぞご容赦を!
古代より神々の住まう諏訪の地から、横浜に戻ってきました。
本日から通常の営業を再開しております。
諏訪は初の来訪でしたが、新幹線を使わない出張ユーフォニカというのも初めてでした。
まずは横浜線で八王子へ向かい、狩人の歌で知られる「あずさ」に乗って、春まだ浅い信濃路へ。私はあなたから旅立ちます。
「あずさ」は全席指定ながら、指定席が取れなくともいちおうは乗車可能です。
指定席と同額の切符ながら、基本的には席が確保されません。
ただし、席の乗客が降りたり、乗る前ならそこに座れる、という複雑怪奇な仕組みなんですね。
おまけにその可否は席の上のランプで判別するのですが、「緑」が「座れない」、「赤」が「座れる」という意味で、習慣に糊着したこちらの感覚を揺さぶってきます。
そんなわけで、立ったままゴトゴトと山間部を進むこと1時間半、上諏訪の駅に到着です。
ここで東京から諏訪に移住した旧友と合流し、会場設営までの時間を使って諏訪のお薦めポイントを案内してもらいました。
まずは地元の名店にて、採れたての野菜の天麩羅に信州蕎麦、そして地酒で景気づけをば。
高台(諏訪自体が標高760mではありますが、さらに)にのぼり、諏訪湖を一望。
湖畔に降りれば菱の実が大量に打ち上げられていて、拾ってみると、いわゆる撒き菱の凶悪さがよく理解できます。
裸足や草鞋の時代にこんなのを踏んだ日には、泣くしかないでしょう。
その後古書店などを巡り、諏訪大社上社の摂社である八剱神社にて神様にご挨拶を。
4本の御柱が立つのは諏訪大社だけではなく、ここでもほかのお社でも同様だそうです。
さて、そうしているうちに設営の時間になり、いよいよポータリーへ。
表にはイベントの告知が貼ってありました。ありがたやありがたや。
昭和初期に建てられた廃屋をリノベーションした施設であるポータリーは、出張ユーフォニカ名古屋篇でお世話になった覚王山アパート(残念ながらつい先日営業終了してしまいました)にも通じる趣が感じられます。
いろいろと案内してくれた旧友とは会場で開梱しながらお別れし、ひとり仕事モードに入ります。
6回目ともなれば慣れてもくるもので、商品の陳列やWi-Fiの接続等を済ませ、準備は万端です。
今回の会場は2階のレンタルスペース。
設営していて気になったのは、階下から妙にいい匂いがすること。
その発信元は、麻婆豆腐専門店どんどんさんでした。
ご挨拶も兼ねてお邪魔し、話をしているうちにこの匂いにおなかが空いてしまい、少し早めの夕餉をいただくことにします。
山の国長野らしい、鹿肉ジビエの麻婆豆腐です。
麻婆豆腐自体の味付けの巧みさは言うまでもなく、鹿肉も最初の処理がしっかりしていて、臭みなどは全く感じられず、お肉の弾性に富んだ歯応えとどっしりした旨味にはただホホ笑むしかありません。
ここでしっかりと滋養をとって宿に向かい、明日へ備えます。
翌朝、少し早く目が覚めたので、諏訪の町を散策することにしました。
宿を出たところにひっそりとたたずんでいたドワーフが、「がんばれよ」と無言ながら語りかけてくるようです。
朝の諏訪湖畔は、昼よりさらにきりりとした冷たさ。
雪を被った日本アルプス(ここから見えるのが北なのか中央なのか南なのか判らないもので…)の山々の美しさには惚れ惚れしますね。
諏訪の町は、小ぢんまりとしたなかにも興をさかす建物が多く、歩いているだけで愉しいところです。
甲州街道沿いには5軒の造り酒屋「諏訪五蔵」が並び、朝から銘酒を堪能することができます。
さすがにイベント直前にひっかけるわけにはいかないので、唇を噛んで我慢しました。
駅前のスーパーマーケット・ツルヤで食料を買って、会場へと向かいます。
長野ローカルのスーパーであるこのツルヤ、とにかくオリジナル商品のクオリティやバリエーションが尋常ではありません。
まるでテーマパークのようで心躍ります。
諏訪に滞在した3日のなかで、6~7回ほど足を運んでしまいました。
ちなみに、妙に緑っぽいのは、ポータリーが現在増築工事中で、その幕(という表現で合ってますかね)の色が反射しているためです。
言うまでもなく諏訪でもほぼまったくの無名の存在である当店です、さすがに大賑わいというわけにはいきませんが、友人知人の紹介を通して弊イベントを知った方や、以前から当店を気にしてくれていた方にもお越しいただき、うれしいひとときを過ごしました。
初日の営業を終えて、ポータリーの改築にも関わっているリビルディングセンター(リビセン)のお店へ行ってみることに。
お恥ずかしながら浅学につき存じ上げなかったのですが、全国からお客さんが集まる著名なお店で、夕方でも賑わっていました。
この日は疲れもあって早々に宿に戻り、2日目に備えることに。
しかし早寝のため早起きしてしまい、結局イベント開始までの時間を散歩で潰しました。
とはいえ築城された16世紀、城の周りは湖水と湿地に囲まれ、諏訪の湖上に浮いているように見えていたそうで、「諏訪の浮城」とも呼ばれていたとか。
その後干拓によって諏訪湖の水位が下がり、水城ではなくなってしまったようです。
このお城でもですが、諏訪は鳶が多く、あちこちで「ピ~ヒョロロ」と軽やかな鳴き声が聞こえてきます。
諏訪の懸念は寒さや寒暖差だったのですが、結果としては両日通して一度もエアコンを稼働させることなく、穏やかなぽかぽか陽気のなかでイベントを行うことができました。
そうして気がつくと会期終了。
往路の反省を活かして朝に帰りの「あずさ」の席を予約していたので、ささっと撤収します。
そして何事もなかったかのような会場を見て、ちょっとしんみり。
余韻に浸りながら、諏訪の地を後にしました。
面白いことに、今回ご来場いただいた方々は、判る範囲ではありますが全員県外からの移住者だったんですよね。
けれどそうして各地から移住したくなる気持ちも理解できる、素敵な土地です。
あらためて、ご来場いただいた皆様、そしてポータリーの皆さん、素敵な出会いを有難うございました!
その植物が生い茂った建物の中で、とある一家が先祖代々暮らしています。
彼らのご先祖様は、自分たちがリラックスするために鼻歌をうたっていたところ、それが植物にとってもよい効果があることに気づいたそうです。
やがて鼻歌は植物のためにうたわれるようになり、演奏を伴う花唄へと変わっていきました。
いまここに住んでいるのは、5人です。
おばあさん、お父さん、お母さん、そして娘と息子。
彼らはここで植物を管理し、ときに花唄を演奏したりして暮らしています。
けれど、奇妙なことにこの建物に人の気配は感じられません。
彼らは、自分自身が元気のないときには、植物になりすましてそのなかに身を委ねます。
その時間が次第に長くなるにつれ、いつしか彼らが帯びる人としての気配までもが消えてしまったとか。
而して、ここは植物が音楽を奏でる不思議な建物として知られるようになりました。
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ASEEDONCLOUDの2025SSコレクション”shokuonshitsu”(植音室)は、かくも映像的な物語です。
緑生い茂る仲町台に暮らしているとついそれが当たり前のような感覚になってしまうのですが、植物の豊かな環境には、人心を落ち着かせてくれるような何かがあります。
昨年からの出張ユーフォニカで全国各地を廻ってみると、人の暮らす空間とこれほどまでに緑が密接な場所というのは意外とないものだと気づかされます。
さて、それ以上に緑豊かな家に暮らす植物一家でさえ、心安らげるために植物の中に身を委ねるとのことですが、かくの如く植物になりすまし、同化するには、服の力も助けとなります。
Assimilate plants coatは、園芸用の作業着であり、そのまま植物と溶け合うように同化できるコートです。
言葉を介さず目を惹くこの美しい生地は、ASEEDONCLOUDの人たちが実際に植物を生地に置き、木槌で叩くことで色素を転写させ(叩き染めと呼ばれる手法です)、それを柄としてプリントするという、実に手のかかった手法で生まれています。
コートではありますが厚みを抑えた清涼なコットンリネンにつき、春先の防寒着というよりも、春本番から初夏にかけて活躍します。
実際、植物が緑豊かに茂るのもそのくらいの時期からですものね。
この部分の紐をループ状に結んでおけば、園芸作業時に草木や花を襟元にまとめておくのにも使えます。
また、朽ちた草花もひとまず左胸に挿しておけるよう設計されています。
体全体で植物に擬態できるようたっぷりしたボリューム感のコートゆえ、そのまま着ると園芸作業時には少々邪魔になりかねません。
そのため、裾をコンパクトにし足さばきを楽にすべくドローコードが通されています。
趣味性が強いようで、目的に対し実用面も真摯にデザインされたコートです。
こちらは男性用のサイズを仕入れました。
植物と同化したい女性には、ワンピースをご用意しています。
生地の涼しさをより活かし、より暖かい時期、いな暑い時期に適した一枚です。
こちらも植物の中に溶け込めるよう体を包み込む生地使いをしていますが、肩のギャザーや
裾の両脇に深く切り込まれたスリットといった意匠が、土臭い野暮ったさを打ち消し、とても優美な印象を生み出しています。
共生地のウェストベルトを通す腰のループは上下2段に設けられていますので、この位置を変えてベルトを通すことで全体の印象にも変化をもたらすことができます。
コートもワンピースも、実際に植物の中に入らずとも草花に包まれているかのような心持ちになれそうですね。
もとより、「くもにのったたね」の名の如く、植物には縁の深いアシードンクラウドです。
オンラインストアはこちらです→ Assimilate plants coat/ Assimilate plants dress