本日、ユーフォニカは開店11周年を迎えました。
こんな世相にあって、辛うじてながらもこうして毎年の節目を無事にお知らせできるのは、皆様のお陰あってのことに他なりません。
あらためまして、お客様、お取引様、家族一同、有難うございます。
それでは引き続き12年目もどうぞ宜しくお願い致します。
Tuck Collar Shirtと並ぶMANAVEの代表作、Marché Coatが帰ってきました。
デザイナーの真鍋氏がある日パリのマルシェで見かけた素敵な女性の装い。
オーバーサイズのコートを軽やかに身に纏っていたその姿の残像が、このコートの着想源です。
フランス軍の女性用レインコートをベースとしながらもシルエットや細部のディテールを見直し、再構築しています。
なお、今回さらにバランスを再設計し、よりふんわりとしたボリューム感が引き出されました。

一見するとごくオーソドックスな、悪く言えばよくあるコートのようで、一度袖を通せば、その着心地、そしてため息が出るほど美しいシルエットに、ただただ驚かされるばかりです。
先述の通り大きな服を羽織る印象を基にしているため、肩が落ち、全体的にゆったりとしたサイズ感です。
が、ただのビッグサイズではなく、あくまでその中の体に服が綺麗に嵌るよう、肩の傾斜や袖付けが緻密に計算されています。

上質なコットンシルクの生地も、このシルエットの美しさと相乗効果を生み出します。

品の佳い光沢が目に麗しく、しっかりとした肉感と厚みを備えながらも柔らかい質感は、軽やかな着心地に一役買っています。
このシックな印象の表地と見事なコントラストを描くのが、コットンウールの裏地。

保温性と防風性という機能面は言うまでもなく、赤と紺の織りなす美しいチェック柄が、コート全体の格を引き上げてくれます。
と、あれこれ述べてみたものの、実際に袖を通して初めて魅力の伝わる服であることは疑いなく、まずは店頭にてお試しいただきたいところです。
決して安価なコートではありませんが、価格を遥かに上回るそのバリューを、ご自身の体で直にお確かめください。
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昨年末から今月上旬まで当店でオーダーを承っていたblancの春パンツ、そのなかにひっそりと紛れ込んでいた新作にお気づきでしたでしょうか。
実はこのモデル、通常の商品として今月に初登場となる予定だったのですが、急遽受注イベントが決定したため、お披露目の順序が前後して、春用素材を使用したバージョン違いが先に世に開かれてしまいました。
而してこのたび、そのbox trousers、本来の姿をあらためてご紹介します。
one tuck trousersを再構築したようなゆったりしたイージーパンツで、メンズのフリーサイズながらさまざまな体型の方に適応する一本です。

生地は、人気の新定番dress work trousersにも用いられている、ウールサージ。

からりと乾いた肌触りととろみのあるドレープ感を併せ持った生地で、程よい厚みゆえ、夏以外はほぼ一年を通して活躍します。
ウールならではの消臭効果にくわえ、ウォッシャブルなので常に清潔を保てるのもうれしいですね。
このドライな生地に、ふっくらした優しいシルエット、虚飾を排したシンプルなデザインの組み合わせが絶妙なバランスの温度感を保ち、あるようでどこにもない一本に仕上がりました。
シンプルなデザインといってもポケットのあしらいなど細部にちょっとしたユーモアが見つかり、決して禁欲的ではないのがblancらしいところ。

当店でパンツといえばまず名の挙がるblanc。
それはすでに定評ある型に限らないというのをこれでもかとばかりに味わえる、新たな名作の誕生です。
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服屋に限った話ではないと思いますが、前例踏襲型の考え方で長年続けてしまうと、どうしても惰性に流され、柔軟性が失われてしまいます。
「不変」といえば聞こえはよいものの、「変わらない」のと「変われない」には大きな隔たりがあるわけです。
逆説的な話、本質的な部分を変えずに守り通すには、変わるべきところは変わらねばなりません。
近年の出張ユーフォニカ(2月の大阪も宜しくお願いします!)はまさにそのための試みであり、そしてそこで立ち止まって発想が糊着してしまわぬよう、さらに新しい分野にチャレンジしていく必要を感じます。
というわけで、12年目を迎えようとするいま、古着にもトライすることにしました。
言を俟たず、古物商許可は取得済みです。
もちろん、古着ブームが加熱、飽和しきって下り坂にあることは重々承知しています。
すでに成功事例のあることをいまさら踏襲するのは、それこそ発想の糊着でしょう。
ですので、新品の衣料販売という軸はそのままに、新品ではなかなかできないスパイス的、アクセント的なセレクションに留めながら、よそはよそ、うちはうち、として段階的に当店としてのスタイルを構築していければと考えています。
まずはコートを中心に何点か取り揃えました。
価格帯は概ね1~2万円程度です。

当店で販売経験のあるブランドもあれば、papasのように古着だからこそチャレンジできるブランドもチラホラと。
ちなみに、どう見てもQUILPデザインでありながら、中敷きが製造元(Tricker’s)のものという珍品です。

サイズは7H(約26.5cm)、価格は5万円となります。
そして、こちらも一点のみですがヴィンテージもご用意。
おそらくは1930~40年代ごろに製造された、L.L.Beanのブランケットパーカです。

TALONジップのコンディションもひじょうに良好で、100年近く前の服には見えません。
ヴィンテージ云々を殊更に喧伝せずとも、純粋に魅力に溢れた一着です。
サイズは概ねM~Lくらいの感じで、合う人は多いと思われます。
こちらは30万円です。
以上、すべて店頭限定でのみの販売とさせていただきます。
特性上、商品はここで紹介したものだけでなく不規則的に入れ替わりますので、店頭にお越しの際は是非チェックしてみてください。
シャツ専業ではないはずのにシャツしか作らない謎ブランド、だったのも今は昔。
コートも大きな軸として年々評価の高まるKIMURAから、新春の第一便が届いています。
シングルブレストのハーフ丈に
ダブルブレストのロング丈、
冬枯れの灰色から湧き出す色彩の季節を予感させる、美麗なカラーネップが散りばめられたコットンウールのキャンバス生地を用いたコートです。

実はこの生地、本来はバッグ用だそうで、見た目以上にしっかりとした厚みと密度を備えています。
一枚仕立てでもじゅうぶんな剛性があり、春本番を待たずとも外套としてじゅうぶんに活躍してくれるはず。
ご想像どおりそんな生地につき生機のままだと硬いのですが、製品洗いが施され、程よい柔らかさになっていますので、着心地の面ではご安心を。
コート自体を見てみますと、まずはハーフコート、KIMURAにしてはかなり外連味を控えたデザインで、実にシンプル、オーソドックスです。

しかし襟の大きさや形、細部のあしらいや着用時の立体的なシルエットなどにはやはりKIMURA独特の魅力があり、ただの「良質なコート」の枠には収まりません。

そしてこのシンプルなデザインこそが生地の魅力を最大限に引き出していることに気づかされます。
ボタンも艶めいた水牛の角製を採用、生地と見事な調和を見せてくれます。

一方のロングコートも、ハーフコート同様にKIMURAにしては抑制され、それでいてKIMURAらしいデザイン。

ふんわりと曲線を描くダブルブレストの開きや全体の流線美は明確にKIMURAです。

こちらはピンカール式のナットボタンを採用し、旧き時代への聯想をより強く喚起させます。

さて、ハーフコート、ロングコートともにサイズ3を一着ずつのみのご用意となります。
「え?たったそれだけ?」というお声もごもっとも。
実は先述の生地の特性ゆえ、縫製が異様に難しいそうで、木村さん自身がコリャ複数枚数の生産は不可能ダワイと断念したのです。
つきまして、今後の増産も叶わず、ほんとうにそれぞれ一点限りのきわめて希少なコートとなっていまいました。
概ね、身長170~175cmくらいの方に適したサイズ感です。
我こそはと思われた方は、是非お早めにお試しを。
オンラインストアはこちらです→ half coat/ double breasted pincurl long coat
久しぶりに、県外にて出張ユーフォニカを開催します。
いままではどんどん新しい土地へ、というスタンスでしたが、すでに関西、東北、四国、東海、北陸に甲信越、そして地元横浜と各地を巡ることができ、そして3年目に突入するということもあって、一度行った場所へ再訪するのも乙ではないかと思うようになりました。
というわけで、記念すべき第一回の開催地・大阪へ再びお邪魔します。

会期は
2026/2/7(土)~8(日)
の2日間、
出店時間は下記の通りとなります。
2/7(土) 12:00-19:00
2/8(日) 12:00-18:00
会場は前回と同じく、心斎橋のLEGAREさんです(店内写真は前回開催時の様子)。

〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3-8-14 ACN心斎橋Garden 2F
ふだんは予約制のプライベートサロンとして使われている場所で、外から様子の見えないビルの2階ですが、会期中は予約制ではありませんので、どうぞお気軽にお越しください。

ちなみに、写真ではシャッターが降りている1階には、LEGAREさんと経営母体を同じくする現代アートギャラリーi GALLERYが入っています。

お支払いにつきましては、
クレジットカード(一括払い)
または
キャッシュレス決済(Paypay/ メルペイ/ d払い/ au pay)
のみの対応となりますこと、予めご了承願います。
また、出張店につき、プレゼント包装は承っておらず、お渡しも紙袋のみの簡易的な形とさせていただきます。こちらもご容赦ください。
商品は、一部冬物もお持ちしますが、基本的には春物が中心です。
なるべく大阪で現在取扱店のないブランドやアイテムを中心に、品物を厳選していきます。
メンズ、レディースともにご用意しますので、女性の方もご来場くださいませ。
また、たとえば会場で実物を見てみたい、などご要望をいただければ、どんな商品でもお持ちします。
そうしたご希望がございましたら、できれば2/1までにご連絡ください。
なお、このイベントに際し、事前準備も必要なため、2/6~8の3日は仲町台の店舗と通販の出荷業務はお休みとさせていただきます(通販のご注文は承ります)。
大阪はじめ関西近郊にお住いの方々とまたお会いできるのを、心から楽しみにしています。
是非お気軽に遊びにいらしてください!
昨年9月のポップアップイベントも記憶に新しいATOZ。
新作サンプルとしてそこでお披露目したUCM JACKETが商品として完成し、当店の店頭にも並んでいます。
Urban City Mackinawの名の通り、森林での作業用ジャケットとして開発されたダブルマッキノー(マッキーノ)ジャケットを、現代の都市生活にあわせATOZ流に再構築した一着です。
ダブルマッキノーといえばの二重構造のヨークは、軽やかで運動性を損ねない一枚仕立てに。

曲線をつけて、機能的ながら武骨な4つの収納用ポケットに柔らかな印象を付与しました。
くわえて、左脇には手が自然に収まる位置に玉縁ポケットを設けています。

ヴィンテージの匂いを仄めかせながらも、野暮ったい教条主義、原理主義に陥らないバランス感が見事です。
こうしたデザインの魅力のみならず、ATOZの特徴としてイベントでも鮮烈な印象を残したのが、生地。
その名もFAKE WOOLといいます。
18世紀ヨーロッパでは、寒さを凌ぐために農民たちはリネンの生地を起毛させ、疑似ウールとして用いていたそうです。
その智慧を借り、いまや高級素材となったリネンで、現代の技術を使い新たな価値をもったものに生まれ変わらせてしまいました。

表面の温もりある質感と裏面のリネンらしくさっぱりとした質感のギャップも面白く、

着るほどにとろみを増し、体に馴染んでいきます。
FAKEと嘯いてはいますが、いえいえこれもまた本物と称するに相応しい生地でしょう。
まだほんの少し先の話ながら、仄かに春めいてくるころあたりから、きっと本領を発揮するはずですよ。
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本日をもって年内の営業は一区切りとなります。
お取引先の皆さん、お客さま方、本年もたいへんお世話になりました。
まことに有難うございます。
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さて、初売りは1/2となりまして、今回も少数ながら福袋をご用意致します。
メンズセット、レディースセットともに、中身はどれも定価にして10万円相当以上の内容を3万円にてご提供。
秋冬物中心ではありますが、たまに春夏物やバッグも入っていたり入っていなかったり。
是非、おみくじ気分でお愉しみください(もちろん「凶」なんて作ってませんよ!)。
また、一部キャリー商品を店頭限定・期間限定(だいたい1月中旬~下旬ごろまでの気まぐれ期間で)の特別価格にてご提供致しますので、こちらもご覧いただければ幸いです。
大きな声では言えませんが、ネット販売でセール販売が固く禁止され、かつ当店でも一度もお値下げしたことのない「あのブランド」も対象となっています…!
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なお、年明けの営業スケジュールは下記のとおりです。
1/2(金) 12:00-17:00
1/3(土) 12:00-18:00
1/4(日) 12:00-20:00(以降通常営業)
それでは来年もどうぞ宜しくお願い致します。
当店は今週末の日曜が年内最終営業日ですが、世間では本日が仕事納めという方が多いようですね。
今回の年末年始は土日の配置がうまく重なり長期のお休みとなりますので、帰省や旅行など、お出かけを予定されていたりするかも知れません。
そうした長時間の移動、とくに列車や飛行機などで重宝するのがエアピローです。
しかしなかには、快適性は犠牲にしたくない、とはいえ荷物は極力減らしたいのでエアピローも持っていきたくない、なんて方もいらっしゃるでしょう。
となれば、このジャケットをチョイスするのも手です。
一見するとそれほど変わったところのないジャケットに見えますが、そこはbeta post。
そのギミックは、順を追ってご覧ください。
ドレッシーというよりはリラックスした雰囲気のジャケットです。
肘にはエルボーパッチを模したステッチが入っており、牧歌的な印象を強めています。

いい意味で格好よすぎない、絶妙なバランスですね。
旅行などに気兼ねなく着ていけそうです。
表地には、暖かく、そして皺の目立ちづらいウールの縮絨生地を、

裏地にはスポンジのような豊かな弾性をもったラッセルメッシュを採用。

さて、この裏地の肩の辺りの高さに横一直線に伸びるファスナー、

要するに、パッカブル仕様というわけですね。
先に述べた、皺になりづらい表地とスポンジ感のある裏地が、ここで活きてきます。
端のボタンを留めれば首にも固定でき、狭い座席でも快適な眠りをもたらしてくれそうです。

考えたくありませんが、万が一列車のトラブルで車内に長時間いなくてはならなくなったとしても、このジャケットがあれば心理的にも少しばかり楽になるのではないでしょうか。
もちろん、長距離移動時のみならず、平時にも重宝するはずで、24時間寝ても覚めてもどんなときでも場面に応じた役割を果たしてくれる、八面六臂な一着ですよ。
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